2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸時代の椿 その2

江戸時代の椿 その2 ★1630年代(寛永年間) 寛永のツバキ ツバキの種類が増えたのは、寛永年間(1624~1643年)ではなかろうか。それを証明するかのように、ツバキの図集がいくつも描かれている。寛永七年(1630)、誓願寺の安楽庵策伝は、収集した椿を…

江戸時代の椿 その1

江戸時代の椿 その1 ツバキは、日本人の関心が高い植物である。それだけに、ツバキについて書かれたものは膨大にあり、実際の数がどのくらいあるかわからない。ツバキについて読み始めると、様々な話が錯綜してまるで泥沼に入り込んだような気がする。それ…

江戸の盆栽 8 鉢植の用途

江戸の盆栽 8 鉢植の用途 鉢植の贈答 江戸時代の盆栽を知る上で、鉢植がどのように使われていたか、その用途に注目してみたい。鉢植は、植物の栽培や鑑賞するためであることはいうまでもないが、贈答品として重要な役割を担っていた。家康は、ハイビスカス…