2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸時代の椿 その17

江戸時代の椿 その17 ★1830年代(天保年間) 『本草図譜』『桃洞遺筆』のツバキ ・『本草図譜』 『本草図譜』は、岩崎常正によって天保元年 (1830)に刊行された我国初の植物図鑑。約2000種の植物を96巻(5巻から始まるため92冊)に分け、彩色写生し解説…

『松屋会記』の茶花

茶花 1 『松屋会記』の茶花 『松屋会記』 松屋会記(『茶道古典全集〈第9巻〉松屋会記』より) は、松屋久政(?~1598)、久好(?~1633)、久重(1566~1652)三代にわたって書かれたとされる茶会記である。久政茶会記は天文二年(1533)から慶長元年(1…

江戸時代の椿 その16

江戸時代の椿 その16 ★1820年代(文政年間) 『遊歴雑記』のツバキ、『江戸白金植木屋文助筆記』の肥後椿 ・『遊歴雑記』 『遊歴雑記』は、十方庵主が江戸近辺の名勝・古跡などを自ら散策し、感想などを綴ったもので、文政十一年(1828)に刊行された。そ…