2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

十八世紀前半の茶花その2

茶花 16 茶花の種類その13 十八世紀前半の茶花その2 「槐記茶会記」は『槐記』の中に記された茶会記である。『槐記』は、近衛家煕の侍医である山科道安が家煕の言行を集め、日記として綴ったものである。家熙は、後水尾上皇の孫にあたり、学識に秀でた当時…

十八世紀前半の茶花その1

茶花 15 茶花の種類その12 十八世紀前半の茶花その1 十八世紀にはいると、花卉への関心はさらに高まり、園芸書が数多く刊行された。茶人がそれらの図書をどのくらい参考にしたかはわからないが、茶花の選定に少なからず影響を与えたものと思われる。茶花の…