2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大正八年中期の庶民、まだ自由な感覚がある

江戸・東京庶民の楽しみ 162 大正八年中期の庶民、まだ自由な感覚がある 江戸時代から50年、半世紀となる。奠都五十年の祝祭は盛大に模様され、東京市民は祝宴を自分達の祝いとして楽しんでいた。まだ世界大戦後の好景気の余韻が残っているが、その一方でじ…

「熱狂的好景気」の大正八年前期の庶民娯楽

江戸・東京庶民の楽しみ 161 「熱狂的好景気」の大正八年前期の庶民娯楽 原内閣が有効な経済施策を打たない中、「熱狂的好景気」といわれる実体の伴わない、いわゆるバブル景気が始まった。東京市内の物価は上がり、例えば、かけそばやもりうどんが日を追っ…

忍び寄る制裁や弾圧前の大正七年後期の庶民

江戸・東京庶民の楽しみ 160 忍び寄る制裁や弾圧前の大正七年後期の庶民 値上げの波が浸透し始めている。バブルも始まっているようだ。下層庶民の生活は、日に日に苦しくなっているようだが、金持ちはさらに豊かになり、貧富の差が広がりつつある。それでも…