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冬の草花

和のガーデニング 17 冬の草花 十二月に入ると、草花の大半は枯れ、地上から消えてしまう。冬の庭に咲く花としては、ウメやスイセンなどが定番となる。それに加えて花とはいえないが、胞子をつける葉が花のように見えるフユノハナワラビがある。また、茎から…

晩秋の草花

晩秋の草花 十一月の花としては、十月からまだ咲いているシロヨメナ・ナンバンギセル・フジバカマ、時折咲くシロバナタンポポ、ハマナデシコに加えて、イソギク・カントウヨメナ・ノジギク(リュウノウギク)・ツワブキ、これから咲き始めるスイセンなど花の…

秋の草花

秋の草花 十月に入ると、日を追って咲いている花の種類は少なくなる。花が終り結実し、地上部が枯れ始める季節である。この頃から十二月の初めにかけては、宿根草の株分けに適した季節である。株分けに際しては、根の張り方や太り具合を確認し、以後の管理を…

初秋の草花

初秋の草花 夏の暑さは、年々厳しくなっている。例年なら、炎天下にもよく耐えるツリガネニンジンやワレモコウなども、近年は枯れそうなくらいに弱る。酷暑は山野草にも影響を与え、そのせいか秋の花の開花が遅くなっているのではないかと思われる。九月は、…

盛夏・東京オリンピックの草花

盛夏・東京オリンピックの草花 2020年8月、東京オリンピック・パラリンピックの開催時には、ぜひ外国から訪れた人々を「日本の花」で「おもてなし」したい。世界各国から集まるオリンピックは、日本の「花」を全世界にアピールする絶好の機会でもある。日本…

夏の草花

夏の草花 カワラナデシコ、キキョウ、ノカンゾウ、ハンゲショウ、フシグロセンノウ 梅雨明けはその年によって違うが、花は毎年同じような時期になると咲き始める。。草取りを考えると、七月に入っての長雨は、気温が高いこともあって、枝葉が著しく繁茂し困…

梅雨の草花

梅雨の草花 オカトラノウ、クガイソウ、コシジシモツケ、ソバナ、トリアシショウマ 山野草の植栽(特に植え替え)時期としては、四月から梅雨に入る直前を薦めたい。鉢植の場合は、根の動き出す直前か、根が休眠している時期が最適とされている。たが、ここ…

初夏の草花

初夏の草花 エビネ、タツナミソウ、チョウジソウ、ヒメカンゾウ 五月に咲く草花(東京周辺)を紹介すると、まずアヤメ類(イチハツ、カキツバタ、ハナショウブ等)、エビネ、クリンソウ、シャクヤク、シラン、セキチク、セッコク、タツナミソウ(コバノタツ…

行春の草花

行春の草花 クマガイソウ・ヤマシャクヤク・ヤマブキソウ・ラショウモンカズラ 四月は三月から咲いている花に加えて、イカリソウ・キランソウ・キンラン・クマガイソウ・サクラソウ・ヒメウズ・ヤマシャクヤク・ヤマブキソウ・ラショウモンカズラなど様々な…

春の草花

春の草花 ニリンソウ・キクザキイチゲ・ユキワリイチゲ・ショウジョウバカマ 三月に入ると、野草は一斉に咲き始める。中でもキンポウゲ科のニリンソウやキクザキイチゲなどは、春の到来を告げる花として魅力的である。ニリンソウは、その若葉を山菜として食…

早春の草花

早春の草花 シロバナタンポポ・ヒロハノアマナ・フクジュソウ・ミスミソウ 二月に入ると、多くの植物が一斉に活動をはじめる。とは言っても、咲いている花はまだ少ない。もっとも、前年から咲いているスイセン、シロバナタンポポ、渋いところではフユノハナ…

日本の気候風土とガーデニング

1-1 日本の気候風土とガーデニング ・七十二候にも及ぶきめ細かい変化 世界で最も細やかな日本の四季、その被類なき美しさは体験した者にしかないとわからないであろう。日本の自然は日々移り変わり、行きつ戻りつしながら、他国にはない美しさを見せてい…