三月一日・三日硫黄島の戦い、大空襲を予見するロッパ二日の日記

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)352

三月一日・三日硫黄島の戦い、大空襲を予見するロッパ二日の日記

 三月一日の朝日新聞は「決戦刻々苛烈化す」と、硫黄島で戦いが激しくなっていると伝え、先行きの厳しさを報じている。また、「硫黄島皇軍熾烈な砲爆下に敢闘」「殺戮一万三千 戦車二百二十六撃破」とあるが、挽回の可能性はあるのか。

 他に「隠退蔵物資を戦力化 けふから三箇月推進期間」の見出しもある。

 二面に、「神田一ツ橋共立講堂で勤労学徒激励大演奏会、三日正午より」の記事がある。

 

 二日のロッパの日記は、「此の二三日、空襲なし、うんと又貯めといて来るんぢゃないかと皆ビクビクものだ。・・・」と、大空襲を予見するようである。

 

 三日の朝日新聞は、硫黄島の「二段岩、東山に侵出」「出血の敵第一線部隊交替」とある。米軍の勢いに押されている。しかし、まだ敗北とは書くことができない。

 二面に、「配給に穴を開ける〝食糧の虫〟根絶、近く受配給世帯を再調査」との見出し。