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★正月の楽しみ(安永二年一月)

…鉢うへを求む(紅・白牡丹内・筆裡紅・白児) 廿五日 鍬浦姐砿馳城順炊剛もり東風暖気夜五過より小雨 ○成慶院より仏法僧三鳥掛物・白梅接穂・雷除呪貰ふ、お隆へ紅梅・柔紙来る ○駒込花屋弥三郎より鉢殖梅三株(陶朱公・俳梅・舞姫)海石榴四株(春宵・唐錦・関守・迦陵頻・岩根・松嶋)を貰ふ 廿六日 快晴暖昼より大にくもり八過村雨折々降る ○今井谷文来 鉢うへ梅三ツ、目六を進む、お隆へ盃を進む ○五加蔵鉢置西書紅筆二鉢を進む、七半過かへる、目六遣す ○駿河大谷屋より箪笥出来、届く ○花屋よ…

『花壇地錦抄』6草木植作様伊呂波分5

…記されている。 ・「牡丹」は、他の植物にも増して詳細な説明があり、関心の高さがわかる。ただ、「白水」(米のとぎ汁)を殺菌用に用いている節がある。そのような効果はない。 ・「布袋草」は、「消安草なり」と移植が難しいことを記している。 ・「唐蓮」は、実際に施した方法を説明し、中でも「鬼蜘のいとにて花の腰を二タまわりほどまきて置ハさかり久敷物也」の解説は面白い。 ・「ちくば草」(ナンバンギセル)は、「たね取りにくき物なり」とある。ナンバンギセルの種を収穫するのは、さほど難しいもので…

『花壇地錦抄』6草木植作様伊呂波分3

…対応するものだろう。 ふ 8品 「ふくじゆ草」はフクジュソウ、本文中の「福寿草」に対応するものだろう。 「ふやう」はフヨウ、本文中の「芙蓉」に対応するものだろう。 「風らん」はフウラン、本文中の「風蘭」に対応するものだろう。 「ふづ草 「風れい」はツルニンジン、本文中の「風鈴」に対応するものだろう。 「冬牡丹」はカンボタン、本文中の「冬牡丹」と同じ表記である。 「藤」はフジ総称名、本文中の「藤」と同じ表記である。 「ぶだう」はブドウ、本文中の「蒲萄」に対応するものだろう。

『花壇地錦抄』6 草木植作様之巻

…ろう。 ほ 7品 「牡丹」はボタン、本文中の「牡丹」と同じ表記である。 「ぼけ」はボケ、本文中の「木瓜」に対応するものだろう。 「布袋草」はクマガイソウ、本文中の「布袋草」と同じ表記である。 「星草」はホシクサ、本文中の「星草」と同じ表記である。 「鳳仙花」はホウセンカ、本文中の「ほうせんくわ」に対応するものだろう。 「ほととぎす」はホトトギス、本文中の「郭公」に対応するものだろう。 「鳳凰草」はホウセンカ、本文中の「鳳凰草」と同じ表記である。 へ 2品 「へくそかずら」はヘ…

『花壇地錦抄』5 草花秋之部

…忍草」は、シノブ(ウラボシ科)。 「忘草」は、ノキシノブ(ウラボシ科)。 「箱根草」は、ハコネソウ(ウラボシ科)。 ○冬草之部 「冬草之部」は5品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。これらを『牧野新日本植物図鑑』などから推測すると以下のようになる。 「水仙花」は、スイセン(ヒガンバナ科)。 「冬牡丹」は、カンボタン(キンポウゲ科)。 「寒菊」は、カンギク(キク科)・総称名。 「寒葵」は、カンアオイ(ウマノスズクサ科)。 「寒百合草」は不明。

『花壇地錦抄』4 草花夏之部

…(ナデシコ科)。 「牡丹石竹・京小袖・紫かのこ・郭公・武蔵野・江戸紫・つま白」は、セキチク(ナデシコ科)の変種と思われるが、ナデシコ同様に説明文だけからでは、セキチクの変種と断定することは無理がある。 ○葵のるひ 「葵のるひ」は7品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。これらを『牧野新日本植物図鑑』で確認できたのは、「小あふひ」だけである。 「小あふひ」は、ゼニアオイ(アオイ科)。 「葵のるひ」とされる「くれない・雪白・うすずみ・むらさき・源…

『花壇地錦抄』4 草花春之部・草花夏之部

…二重・かき色・仙臺・牡丹・るり八重」の7品は、キキョウ(キキョウ科)の変種と思われる。 ○がんひのるひ 「がんひのるひ」は8品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じでる。これらを『牧野新日本植物図鑑』で確認できたのは、以下の「松本せんおうけ・小倉仙翁花・黒節」の3品である。 ある。これらを『牧野新日本植物図鑑』などから推測すると以下のようになる。 「松本せんおうけ」は、マツモトセンノウ(ナデシコ科)。 「小倉仙翁花」は、オグラセンノウ(ナデシコ科)。…

『花壇地錦抄』3夏木

…・猩々長春・はと荊・牡丹荊・ちやうせん荊・ごや荊・山桝荊・箱根荊・唐荊・荊茨」の品名がある。以上13品の中で、『牧野新日本植物図鑑』で確認できたのは、「はまなす・長春・牡丹荊・山桝荊・荊茨」の5品である。 「はまなす」は、ハマナシ(バラ科)。 「長春」は、コウシンバラ(バラ科)。 「牡丹荊」は、トキンイバラ(バラ科)?。 「山桝荊」は、サンショウバラ(バラ科)。 「荊茨」は、サルトリイバラ(ユリ科)?。 なお、「はと荊」は、ハトヤバラ又はナニワバラ(バラ科)の可能性がある。『…

『花壇地錦抄』1牡丹

『花壇地錦抄』1牡丹 『花壇地錦抄』は、元禄八年(1695)に江戸近郊の染井の植木屋、伊藤伊兵衛(三之蒸)によって作成された園芸書である。資料として、『花壇地錦抄・草花絵前集』(平凡社東洋文庫・江戸版)、『近世歴史資料集成 第V期(第8巻)園芸【2】:『花壇地錦抄』、国立国会図書館デジタルコレクションの『花壇地錦抄』(京都版)と『花壇地錦抄前集』などを使用する。これら『花壇地錦抄』とされる書は、同じではなく違いがある。特に、国立国会図書館デジタルコレクションに公開されている『…

『花譜』の不思議

…・紫花地丁・丁子艸・牡丹イハラ・金沙羅・金罌子・野薔薇・平江帯・フシ・ホトトキス・茉莉・紫萼・ヲカカウホネ」の24種がある。「敦盛」アツモリソウ(ラン科)や「熊谷」クマガイソウ(ラン科)など、栽培の難しい植物が『花譜』に抜けたのは、益軒が栽培していなかったためだろう。 不思議なことは、現代であれば誰もが知っている植物、タンポポ(キク科)が記されていない。十七世紀には『四季草花図屏風』や『草花図屏風』などに描かれ、益軒も目にしていたと思われるが、庭に生育していなかったのだろうか…

花譜の植物名4

…と記される。 ・「草牡丹」・・・目録および本文にも仮名はない。「草牡丹」はクサボタン(キンポウゲ科)とする。 クサボタンの初見は、『資料別・草木名初見リスト』(磯野直秀)に記されていない。 花材としての初見は、『華道全書』1717年(享保二年)で「草牡丹」と記される。 ・「鉄線花」・・・目録に「テツセン」、本文に「てつせん」と仮名が振られている。「鉄線花」はテッセン(キンポウゲ科)とする。 テッセンの初見は、『資料別・草木名初見リスト』(磯野直秀)によれば、『文明本節用集』(…

花譜の植物名2

…科)・総称名。 「秋牡丹」は、シュウメイギク(キンポウゲ科)。 「欝金」は、ウコン(ショウガ科)。 「通和」は、ツワブキ(キク科)。 「寒菊」は、複数種あるため同定できず不明。 「枇杷」は、ビワ(バラ科)。 「茶梅花」は、サザンカ(ツバキ科)。 「海紅花」は、(くれないのさざんわ)と振仮名がある。『牧野新日本植物図鑑』『樹木大図説』に記載無し。 「水仙」は、スイセン(ヒガンバナ科)。 「千日紅」は、センニチコウ(ヒユ科)。 「三波丁子」は、『牧野新日本植物図鑑』のセンジュギク…

『花譜』の植物名

…キンポウゲ科)。 「牡丹」は、ボタン(キンポウゲ科)。 「躑躅」は、ツツジ(ツツジ科)・総称名。 「紫藤」は、フジ(マメ科)。 「華鬘」は、ケマンソウ(キンポウゲ科)。 「榲桲」は、マルメロ(バラ科)。 「鈴掛」は、コデマリ(バラ科)。 「白及」は、シラン(ラン科)。 「燕子花」は、カキツバタ(アヤメ科)。 「鳶尾」は、イチハツ(アヤメ科)。 「石南花」は、シャクナゲ(ツツジ科)。 「美人蕉」は、ヒメバショウ(バショウ科)。 「粉團花」は、テマリバナ(スイカズラ科)。 「雪柳…

十七世紀の園芸植物分類

…春・夏・秋・冬・雑・牡丹・芍薬・菊・梅・桃・櫻・躑躅と12分類している。この分類法は、水野元勝のオリジナルであろうか。『本草綱目』の分類で花材などの植物に関連しそうな区分の草部は、草部一山草類上31種・草部二山草類下39種・草部三芳草類下56種・草部四隰草類下52種・草之五隰草類下73種・草之六毒草類47種・草部七蔓草類73種附19種・草部八水草類22種・草部九石草類19種・草部十苔類一16種・草部十一雑草類9種等。穀部は一~四、菜部は一~五、果部は六類、木部六類となっている…

十六世紀の植物名について2

…ノキ科)・・・種 ・牡丹 ボタン(ボタン科)・・・種名・・・ボタンの初見→蜻蛉日記971年 ★槙 マキ・・・総称名 ★薛 マサキ(ニシキギ科)・・・種名 ・幸椿 マタタビ(サルナシ科)・・・種名・・・マタタビの初見→本草和名918年頃 ・松 マツ(マツ科)・・・総称名・・・マツの初見→古事記712年 ・茉利花 マツリカ(モクセイ科)・・・種名・・・マツリカの初見→新撰類聚往来1500年頃 ・檀 マユミ(ニシキギ科)・・・種名・・・マユミの初見→古事記712年 ★万年草 マンネ…

『蛇録』

…二十七日。日。晴。観牡丹於山田晹之園。・・・」 その他、花に関連しそうな日記として、四月「十二日。土。晴。参寮。率妻孥往鶴見花月苑。・・・」がある。また、「七月一日。火。陰。放衛。率妻孥往小石川植物苑。・・・」。八月「二十四日。日。晴。蒸暑。與子女往植物園。・・・」。などがある。 『大正九年日記』 この年の鷗外の生活パターンは、ほぼ前年と同じである。『ペリカン』を訳載、『霞亭生涯の末一年』を連載など。 花についても、四月の一回だけ。 「十一日。日。晴。櫻花皆開。・・・」 この…

明治四十一~四十四年日記

…)。半陰。・・・天竺牡丹、月見草咲きはじむ。」 次は、九月までなく。 「八日(木)。雨。始て冷を催せり。木芙蓉盛に開けり。」 十月 「八日(土)。・・・紫菀の花盛んに開けり。」 「十六日(日)。陰。午後雨。・・・天竺牡丹二度咲の盛りなり。」 十一月 「四日(金)。晴。・・・槲の實落ちはじむ・・・」 槲はブナ科のカシワではなく、スダジイのことと思われる。 「六日(日)。晴。野菊盛に開けり。・・・」 「十二日(土)。晴。・・・所々紅葉を見る。」 「十三日(日)。好天気、妻茉莉と國…

『小倉日記』の植物

…「二十日。陰。後園の牡丹始て開く。」 五月、一時東京に行ったが小倉に戻る。「十五日。午前六時三十分小倉の寓に還る。後園の牡丹散り盡して芍薬始めて開く。」 「六月一日。陰暦の端午なり。戸々幟を建つ。・・・大分に向ふ。・・・沿路麥圃多く、又櫨樹の林を見る。・・・」櫨樹は、ハゼノキ(リュウキュウハゼ)。蠟を採るために植林したものであろう。 七月には花の記述はない。八月もないが、三日の日記に俳句が詠まれ、その中に「瓜」「細胡瓜」「蓮」などの名が見える。九月には、植物に関することは何も…

『花暦』5

…になった。たとえば、牡丹をイメージさせる天竺牡丹(ダリア)は嫌っていなかったが、改良の重ねられた派手なダリアはあまり好きになれなかったようだ。事実、花畑にはチューリップやバラなどが植えられた形跡はない。彼の嗜好は、斬新な花を選んでいたのではなく、外来種であっても江戸時代に馴染んだ花への郷愁を求めていたように感じられる。 鷗外は、西洋花を積極的に入れようとは思っていなかったようだ。そのことについては、『田樂豆腐』を読むとよくわかる。この小説には、鷗外を思わせる登場人物・木村に関…

『花暦』4

… 六月二十三日 松葉牡丹 「松葉牡丹」は、スベリヒユ科一年生草本のマツバボタン。日中は花が開いているが、夜になると閉じる。花の色は、書かれていないが赤色系かと思われる。 六月二十五日 テッパウ百合 「テッパウ百合」は、ユリ科のテッポウユリ(鉄砲百合)であるが、園芸品種らしい。テッポウユリの開花は五月中旬で、鷗外が見た時期では遅すぎる。現代では、園芸品種の新テッポウユリがちょうどこの時期に花を咲かせる。鷗外の庭に植えられていたユリは、今の新テッポウユリとは異なるが、園芸品種の一…

『花道古書集成』第四巻の花材

…ゲとした。 「秋牡丹」は「しうめいきく」と仮名が付され、キンポウゲ科のシュウメイギクとした。 「睡蓮」は「ひつじくさ」と仮名が付され、スイレン科のスイレンとした。 「山蘭」は「さんらん」と仮名が付され、別名「鈴蘭」からユリ科のスズランとした。 「蘇鉄」は、ソテツ科のソテツとした。 「大黄」は、タデ科のダイオウ(ルバーブ)とした。 「茅針」は「つはな」と仮名が付され、イネ科のチガヤとした。 「孩兒菊」は「ちやらん」と仮名が付され、センリョウ科のチャランとした。 「沙参」は「つり…

『花道古書集成』第三巻の花材

…仙花)、ハボタン(葉牡丹)、ハマボウ(金木蘭)、ホタルソウ(樟芽菜)、マタタビ(木天蓼)、マツムシソウ(玉毬花)、ミズヒキ(海根)、ミスミソウ(三角草)、ミヤマレンゲ(玉蘭花)、ロウバイ(臘梅)などの新しい花材が記されている。これだけ多くの種を揃えた花伝書は、十八世紀に入ってからはなく、特異な存在である。 では、『生花百競』の花材は、十八世紀後半の茶会記に記された茶花をどの程度反映しているかを見ると、33%と半数にも満たない。使用頻度10位までには8種入っているものの、20位…

続華道古書集成の植物 第四巻その1

…珠、杜若、下野、葡、牡丹、石竹、水仙などで・・・花の出生に感じる面影を、自然の風躯として生げようとする妙技がみられる」とある。 『宗徧茶花』は解題の通り、花材の図である。解題に記された植物が描かれているものの、絵には花材名などの記載は何もない。絵は精巧とは言い難く、植物名を同定しがたい絵があるため、検討を省く。 『立花圖巻』 『立花圖巻』は、解題によれば「この図巻には、おわりに、淇園主人画とあるだけで、描かれた年月その他一切記入されていない。巻中に十二の作品図がある・・・全体…

『花の巻』(『茶之湯三傳集』)の出典を探る

…大般若・黄酔楊妃・玉牡丹・顏・海棠・明方・黄栢・絲棯・熊谷・櫻菊・白檀・唐朽葉・僧正・北絹・輪氵厺・朽葉實盛・信濃紅・紫檀菊・黄棯・難波菊・伊勢菊・朝日・白熊・御所紅・躑躅・明星・菊鴨・女郎花・中紫・薄紅・曙・播磨中将・紅御所・黄猩々・慈童・破軍・天龍寺・金盞銀臺・眞紅・清見寺・濱萩・鶯・黄明菊・薄朽葉・大猩々・鶯宿・○(ソ子三)・小田原・播磨宰相・小茜・小櫻・大白・六代・金菊・薄雲・宇治河・亂猩々・金目貫・西施紅・半格・小梅菊・小姫・伊勢櫻・照紅・小棯・小濡鷺・紅菊・猿子・…

茶花と花材の植物名その14

…年)に記される。 牡丹=ボタン・・・『池坊専應口傳』1542年(天文十一年)に記される。 木芍薬=百両金=國色=酔西施=ふかみ草=はつか草=てるほ草=ボタン・・・『立花秘傳抄』1688年(貞享五年)に記される。 花王=ボタン・・・『古流挿花湖月抄』1790年(寛政二年)に記される。 ホトトギス(ユリ科)・・・種名・・・ホトトギスの初見→花壇綱目1664年 蜀魂草=ホトトギス・・・『抛入花傳書』1684年(貞享一年)に記される。 杜鵑草=ホトトギス・・・『生花枝折抄』1773年…

茶花と花材の植物名その12

…万益集1717年 葉牡丹=ハボタン・・・『生花百競』1768年(明和五年)に記される。 ハマギク(キク科)・・・種名・・・ハマギクの初見→花壇綱目1664年 佛頂菊=ハマギク・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に記される。 はまぎく=ハマギク・・・『挿花秘傅伝圖式』1799年(寛政十年)に記される。 ハマスゲ(カヤツリグサ科)・・・種名 カウフシ=ハマスゲ・・・『山科家礼記』1492年(明応元年)に記される。 香附子=ハマスゲ・・・『池坊専應口傳』1542年(天文十一年…

茶花と花材の植物名その11

…)に記される。 纒枝牡丹=テッセン・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に記される。 鉄仙=テッセン・・・『甲陽生花百瓶図』1774年(安永三年)に記される。 テマリバナ(スイカズラ科)・・・園芸品種 天まり=テマリバナ・・・『有楽亭茶湯日記』1613年(慶長十八年)に記される。 手鞠花=テマリバナ・・・『立花大全』1683年(天和三年)に記される。 毬花=テマリバナ・・・『抛入花傳書』1684年(貞享一年)に記される。 てまり=大てまり=テマリバナ・・・『立花正道集』1…

茶花と花材の植物名その8

…用集1500年頃 秋牡丹=シュウメイギク・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に記される。 しやうめいきく=シュウメイギク・・・『川上不白利休二百回忌茶会記』1782年(天明二年)に記される。 きふね菊=シュウメイギク・・・『古流挿花湖月抄』1790年(寛政二年)に記される。 妃野祢きく=シュウメイギク・・・『小篠二葉伝』1787年(天明七年)に記される。 ジュズダマ(イネ科)・・・種名・・・ジュズダマの初見→古語拾遺807年 びやくじゆつ=ジュズダマ『川上不白利休二百回…

茶花と花材の植物名その6

…ゲ科)・・・種名 草牡丹=クサボタン・・・『華道全書』1717年(享保二年)に記される。 クスノキ(クスノキ)・・・種名・・・クスノキの初見→日本書紀720年 楠=クスノキ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 クズ(マメ科)・・・種名・・・クズの初見→日本書紀720年 くすの花=クズ・・・『天王寺屋会記』1582年(天正十年)に記される。 花葛=クズ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 葛花=クズ・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に…

茶花と花材の植物名その5

…年)に記される。 冬牡丹=カンボタン・・・『生花百競』1768年(明和五年)に記される。 キュウリ(ウリ科)・・・種名・・・キュウリの初見→倭名類聚抄935年頃 黄瓜花=キウリ・・・『天王寺屋会記』1583年(天正十一年)に記される。 キカシグサ(ミソハギ科)・・・種名 木歌=キカシグサ・・・『酒井宗雅茶会記』1787年(天明七年)に記される。 キキョウ(キキョウ科)・・・種名・・・キキョウの初見→古今和歌集914年頃 ききやう=キキョウ・・・『仙傳抄』1445年(文安二年)…