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続華道古書集成の植物 第五巻

…・内容は全て遠州流の茶花挿図」とある。 『遠萩原流浮草記聴書』には35程の花材が示され、その大半を現代名にした。これらは、これまでの花道書に記された花材なので、詳細な記述は省く。 『生花實躰 はしめくさ』 『生花實躰 はしめくさ』は、解題によれば「初版は享和三年十月・・・茶道系の花匠・・・春宵斎の口伝を・・・編述した伝書」とある。 『生花實躰 はしめくさ』には165程の花材が示され、そのうち153を現代名にした。新しく登場した花材は6種である。記された花材数が多いだけに、これ…

梅雨の草花

…時代の初期から活花や茶花によく使用され、人気が高かった。オカトラノオの魅力は、たたずまいが清楚であまり自己主張しないこと。群生していても周辺の植物と馴染みやすい。移植もその後の管理も容易なので、個人庭園だけでなく、公園や街路の花壇への植栽を薦めたい。特に、雑草が繁茂し、見苦しい状況になりやすい沿道の植込みには、最適である。 オカトラノウは、見た目にはさほど強そうに見えないが、在来種としては外来種にも負けないくらい強靱な植物である。草丈が高い割りには、根は浅く、10㎝程の深さに…

続華道古書集成の植物 第四巻その1

…だま」ジュズダマは、茶花として『川上不白利休二百回忌茶会記』(1782年天明二年七月朔日)が初見である。花伝書では、『佛花抄』が初めてとなる。書写は延宝六年(1678年)とされているが、茶書の初見より1世紀以上早いことになる。 また、「かんし」「みかん」は、新しく登場した花材として加えることにした。一連の記載として、「たちはな」「かんし」「みかん」「柚」がある。これらは、ミカン科の植物であろう。となると、「たちはな」「かんし」「みかん」の現代名はどのようになるか、判断に迷った…

初夏の草花

…は人気があり、活花や茶花としても使用され、絵手本である『野山草』(橘保国)にも描かれるほどであった。しかし、現代では一部の人しか知られず、あまり見る機会がない。だが、最近になって市販されていることがわかった。もっとも、市販されているのは、国産のチョウジソウではなく、北米原産のホソバチョウジソウではないかと思われる。 自生地では林縁に群生し、耐寒性があり、強靱な植物だという印象を受けた。チョウジソウの芽出しは、3月中頃以後である。 植栽は容易で、土壌は踏み固められた粘土質や礫ま…

続華道古書集成の植物 第三巻

…でない・・・数少ない茶花の伝書として貴重」とある。記された花材は、20にも満たず、その種類も偏っている。なお、気になる花材として、「杜若 花菖蒲 アヤメ 鴟尾」の記述がある。十七世紀に4種の花を一連にして把握していたのだろうか。 『萩濃霜』 『萩濃霜』は、木村都山が著した真古流の生花書で、1786年(天明六年)に刊行されている。記された花材は、70ほどで56種を現代名にした。花材は、記述だけでなく描かれたものもあり、比較的判読しやすい。新しい花材として、「女貞(鼠餅)」が描か…

早春の草花

…以後、注目されるのは茶花としてだろう。茶書『松屋会記』に記されたのが寛永十八年(1641)二月二日である。時期としては、旧暦だから現代の三月初旬、カンサイタンポポの開花時期としては、少し早いような気もする(シロバナタンポポかも)。さらに探していくと、『槐記』に享保十一年(1726)三月二十四日に「白蒲公英」を活けたという記載がある。シロバナタンポポは、案外身近な植物だったようだ。さらに、十八世紀後半には食用として、摘み草が広く行なわれ、たぶん、この頃から日本人のタンポポ好きが…

続華道古書集成の植物 第二巻その3

…と思われる。また、「茶花」と「茗花」は異なる植物と思われるが、両方に「チヤノハナ」と振り仮名がある。さらに、「夜合」の振り仮名は、「ユリ」や「ネム」と振るなど混乱しているように思える。原文が誤っているのか、版を作成する際に起きたかはわからず、全てをそのまま信じることは危険である。 『生花極秘』 『生花極秘』は、中村九兵衛によつて天明八年刊行されたものである。花材は、図に描かれているが少なく、検討を省くことにする。 『小傳書首言』 『小傳書首言』は、解題によれば「一世得実斎自筆…

続華道古書集成の植物 第二巻その1

…から、十七世紀以前に茶花や立花に使用されていた植物と考えられる。しかし、これまでの茶会記や花道書などの初見と対照させると、それ以前の植物が出てくる。まず、「かたこ花」がカタクリであれば、これまでのカタクリの初見は『生花百競』(1768年明和五年)で「旱藕」と記されていた。チョウセンアサガオの初見は、『源氏活花記』(1765年明和二年)に記される。ナツメは、『生花枝折抄』(1773年安永二年)に記される。ただ、これらの植物は『資料別・草木名初見リスト』(磯野直秀)を見ると、16…

十八世紀の花材と茶花

茶花 41 茶花の種類その38 十八世紀の花材と茶花 『華道古書集成』の十八世紀に出された花伝書の花材と『槐記』『利休居士百五十回忌追悼如口心斎百会記』『学恵茶会記』『伊達綱村茶会記』『御茶之湯記』『茶湯百亭百会之記』『島津吉貴茶会記』『他所之茶事道具献立の留』などの十八世紀に催された茶会の茶花を比べる。花伝書として取り上げるのは、『華道全書』『立華道知邊大成』『攅花雑録』『源氏活花記』『挿花千筋の麓』『抛入花薄』『生花百競』『生花枝折抄』『甲陽生花百瓶図』『砂鉢生花傳』『古…

十七世紀の花材と茶花

茶花 40 茶花の種類その37 十七世紀の花材と茶花 『華道古書集成』の十七世紀に出された花伝書の花材と『小堀遠州茶会記集成』『古田織部茶書』『伊達綱村茶会記』などの十七世紀に催された茶会の茶花を比べる。花伝書として取り上げるのは、『替花傳秘書』『立花初心抄』『立花大全』『立花正道集』『抛入花傳書』『立花指南』『立花秘傳抄』『立花便覧』『古今茶道全書二』『當流茶之湯流傳集』『立花訓蒙図彙』の11書である。これらの花伝書に記された花材は、渡来年や初見年、植物名などから見て、信頼…

続華道古書集成の植物 第一巻

… これまでの花材、茶花に登場しなかった植物として、クマノギク、トウカエデ、リュウキュウツツジがある。 トウカエデの初見は、『地錦抄付録』(1733年)とされている。 クマノギクの初見は、『諸禽万益集』(1717年)とされている。 リュウキュウツツジは、『牧野新日本植物図鑑』によればシロリュウキュウとも言われている。別名をヒラドツツジとも言われ、初見の時期はわからない。 以上の初見から、『華傳書』は十八世紀に入ってからの書と推測される。 『華傳書』に続く書として、『生花之次第』…

アヤメとハナショウブの表示名について

茶花と花材の植物名その17 アヤメとハナショウブの表示名について ・アヤメ・イチハツ・カキツバタ・ハナショウブ 茶花や花材を調べていて、気になるのはアヤメ・イチハツ・カキツバタ・ハナショウブ、加えてネジアヤメ・カンザキアヤメなどである。これらについては、現代でも正確に分類できる人は少ない。昔も混乱していたと思われ、『山科家礼記』、さらには貝原益軒の『花譜』においても、その記述は混乱している。 先ず、アヤメ・カキツバタ・ハナショウブ(ノハナショウブ)は、国産種。イチハツは、中国…

茶花と花材の植物名その16

茶花と花材の植物名その16 茶会記や花伝書に記された植物名を整理する。茶花や花材として記された名称は、当時の呼び名であり、必ずしも現代名と同じではない。また、同じ植物と思われるものにも、いくつもの名前が書かれている。その上、書かれている名(漢字で記された)の読み方も何通りかあり、混乱している。そこで、茶花と花材にどのような呼び名があったかを、現代名の五十音順に示している。 現代名としては『牧野新日本植物図鑑』(北隆館)を基本にし、『樹木大図説』(有明書房)を補足的に使用する。…

茶花と花材の植物名その15

茶花と花材の植物名その15 マツムシソウ(マツムシソウ科)・・・種名・・・マツムシソウの初見→和漢三才図会1713年? 玉毬花=マツムシソウ・・・『生花百競』1768年(明和五年)に記される。 松虫草=マツムシソウ・・・『抛入花薄精微』1796年(寛政七年)に記される。 マツモトセンノウ(ナデシコ科)・・・種名・・・マツモトセンノウの初見→花壇綱目刊本1681年 松本仙=マチモトセンノウ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 松本草=マツモトセンノウ・・・『抛…

茶花と花材の植物名その14

茶花と花材の植物名その14 フクジュソウ(キンポウゲ科)・・・種名・・・フクジュソウの初見→毛吹草1645年 ふくつく草=フクジュソウ・・・『小堀遠州茶会記集成』1627年(寛永四年)に記される。 福寿草=フクジュソウ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 ふく寿草=ふくいく草=元旦草=フクジュソウ・・・『古今茶道全書』1693年(元禄六年)に記される。 報春草=フクジュソウ・・・『源氏活花記』1765年(明和二年)に記される。 青陽草=フクジュソウ・・・『生…

茶花と花材の植物名その13

茶花と花材の植物名その13 茶会記や花伝書に記された植物名を整理する。茶花や花材として記された名称は、当時の呼び名であり、必ずしも現代名と同じではない。また、同じ植物と思われるものにも、いくつもの名前が書かれている。その上、書かれている名(漢字で記された)の読み方も何通りかあり、混乱している。そこで、茶花と花材にどのような呼び名があったかを、現代名の五十音順に示している。 現代名としては『牧野新日本植物図鑑』(北隆館)を基本にし、『樹木大図説』(有明書房)を補足的に使用する。…

茶花と花材の植物名その12

茶花と花材の植物名その12 ナワシログミ(グミ科)・・・種名 酸棗(なわしろぐみ)=ナワシログミ・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に記される。 ナンテン(メギ科)・・・種名・・・ナンテンの初見→明月記1230年 南天=ナンテン・・・『仙傳抄』1445年(文安二年)に記される。 ナツテン=ナンテン・・・『松屋会記』1590年(天正十八年)に記される。 南天竹=闌天竹=草木之王=ナンテン・・・『立花秘傳抄』1688年(貞享五年)に記される。 南燭=ナンテン・・・・・・『抛…

茶花と花材の植物名その11

茶花と花材の植物名その11 ツユクサ(ツユクサ科)・・・種名・・・ツユクサの初見→万葉集785年前 露草=ツユクサ・・・『天王寺屋会記』1549年(天正十年)に記される。 鴨跖草=ツユクサ・・・『抛入花傳書』1684年(貞享一年)に記される。 竹花菜=ツユクサ・・・『挿花千筋の麓』1768年(明和五年)に記される。 ツリガネニンジン(キキョウ科)・・・種名・・・ツリガネニンジンの初見→日葡辞書1603~4年 沙参(つりかねくさ)=ツリガネニンジン?・・・『生花枝折抄』1773…

茶花と花材の植物名その10

茶花と花材の植物名その10 センリョウ(センリョウ科)・・・種名・・・センリョウの初見→温故知新書1484年 仙蓼菓=センリョウ・・・『池坊専應口傳』1542年(天文十一年)に記される。 せんりうけ=センリョウ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 仙稜=センリョウ・・・『抛入花薄』1767年(明和四年)に記される。 珊瑚=センリョウ・・・『活花圖大成』1789年(寛政元年)に記される。 ソテツ(ソテツ科)・・・種名・・・ソテツの初見→蔭凉軒日録1463年 蘇…

茶花と花材の植物名その9

茶花と花材の植物名その9 茶会記や花伝書に記された植物名を整理する。茶花や花材として記された名称は、当時の呼び名であり、必ずしも現代名と同じではない。また、同じ植物と思われるものにも、いくつもの名前が書かれている。その上、書かれている名(漢字で記された)の読み方も何通りかあり、混乱している。そこで、茶花と花材にどのような呼び名があったかを、現代名の五十音順に示している。 現代名としては『牧野新日本植物図鑑』(北隆館)を基本にし、『樹木大図説』(有明書房)を補足的に使用する。な…

茶花と花材の植物名その8

茶花と花材の植物名その8 サンシュユ(ミズキ科)・・・種名 山茱茰=サンシュユ・・・『古流活花四季百瓶図』1778年(安永七年)に記される。 三しゆゆ=サンシュユ・・・『酒井宗雅茶会記』1787年(天明七年)に記される。 サンショウ(ミカン科)・・・種名・・・サンショウの初見→古事記712年 さんせう=サンショウ・・・『川上不白利休二百回忌茶会記』1783年(天明三年)に記される。 サンショウバラ(バラ科)・・・種名・・・サンショウバラの初見→古事記712年 さんせうはう=サ…

茶花と花材の植物名その7

茶花と花材の植物名その7 コウホネ(スイレン科)・・・種名・・・コウホネの初見→本草和名918年頃 かうほね=コウホネ・・・『仙傳抄』1445年(文安二年)に記される。 河骨=コウホネ・・・『池坊専應口傳』1542年(天文十一年)に記される。 川ほね=川骨=コウホネ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 温菘=コウホネ・・・『抛入花傳書』1684年(貞享一年)に記される。 菘=コウホネ・・・『立花指南』1688年(貞享五年)に記される。 水鏡草=金蓮子=コウホ…

茶花と花材の植物名その6

茶花と花材の植物名その6 キンシバイ(バラ科)・・・種名・・・キンシバイの初見→諸禽万益集1717年 金糸梅=キンシバイ・・・『古流挿花湖月抄』1790年(寛政二年)に記される。 キンセンカ(キク科)・・・種名・・・キンセンカの初見→倭名類聚抄935年頃 キンせンクワ=キンセンカ・・・『山科家礼記』1488年(長享二年)に記される。 金銭華=キンセンカ・・・『池坊専應口傳』1542年(天文十一年)に記される。 金仙花=キンセンカ・・・『天王寺屋会記』1549年(天文十八年)に…

茶花と花材の植物名その5

茶花と花材の植物名その5 カラタチバナ(ヤブコウジ科)・・・種名・・・カラタチバナの初見→新撰字鏡900年頃 かうじ=カラタチバナ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 唐橘=カラタチバナ・・・『立花訓蒙図彙』1695年(元禄八年)に記される。 カラマツ(マツ科)・・・種名・・・カラマツの初見→山科家礼記1488年 唐松=カラマツ・・・『山科家礼記』1488年(長享二年) カラマツソウ(キンポウゲ科)・・・種名・・・カラマツソウの初見→本草和名918年頃 唐松…

茶花と花材の植物名その4

茶花と花材の植物名その4 オグルマ(キク科)・・・種名・・・オグルマの初見→山科家礼記1491年 ヲクルマ=オグルマ・・・『山科家礼記』1491年(延徳三年)に記される。 ヲ車ノ花=オグルマ・・・『宗湛日記』1587年(天正十五年)に記される。 をくるま=小車=オグルマ・・・『替花傳秘書』1661年(寛文元年)に記される。 艾菊=オグルマ・・・『抛入花傳書』1684年(貞享一年)に記される。 施覆花=オグルマ・・・『立花秘傳抄』1688年(貞享五年)に記される。 金沸花=オグ…

十五世紀から十六世紀に使用された花材と茶花

茶花 39 茶花の種類その36 十五世紀から十六世紀に使用された花材と茶花 『山科家礼記』と『仙伝抄』からは十五世紀に使用された花材、『池坊専應口傳』から十六世紀に使用された花材を取り出し、これらと十六世紀の茶会記、『天王寺屋会記』『松屋会記』『宗湛日記』『古田織部正殿聞書』に記された茶花を比べてみたい。 なお、植物名の記載については、原則として種名を示す。したがって、イトススキ(変種)はススキとする。しかし、『仙伝抄』の記載の中には、種名(カワラナデシコ)で記したり、総称名…

茶花と花材の植物名その3

茶花と花材の植物名その3 ウスノキ(ツツジ科)・・・種名 うすの木=夏ばせ=ウスノキ・・・『立花秘傳抄』1688年(貞享五年)に記される。 ウチョウラン(ラン科)・・・種名・・・ウチョウランの初見→『城和摂諸州採薬記』1817年 岩石蘭=ウチョウラン・・・『源氏活花記』1765年(明和二年)に記される。 ウツギ(ユキノシタ科)・・・種名・・・ウツギの初見→新撰字鏡900年頃 うつ木=ウツギ・・・『仙傳抄』1445年(文安二年)に記される。 卯花=ウツギ・・・『池坊専應口傳』1…

茶花と花材の植物名その2

茶花と花材の植物名その2 イグサ(イネ科)・・・種名・・・イグサの初見→新撰字鏡900年頃 燈心草=イグサ・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に記される。 蘭=イグサ・・・『小篠二葉伝』1787年(天明七年)に記される。 イタドリ(タデ科)・・・種名・・・イタドリの初見→新撰字鏡900年頃 イタトリ=イタドリ・・・『山科家礼記』1491年(延徳三年)に記される。 虎枝=イタドリ・・・『生花枝折抄』1773年(安永二年)に記される。 イタビカズラ(クワ科)・・・種名 薜茘…

茶花と花材の植物名その1

茶花と花材の植物名その1 茶会記や花伝書に記された植物名を整理する。茶花や花材として記された名称は、当時の呼び名であり、必ずしも現代名と同じではない。また、同じ植物と思われるものにも、いくつもの名前が書かれている。その上、書かれている名(漢字で記された)の読み方も何通りかあり、混乱している。そこで、茶花と花材にどのような呼び名があったかを、現代名の五十音順に示している。 現代名としては『牧野新日本植物図鑑』(北隆館)を基本にし、『樹木大図説』(有明書房)を補足的に使用する。な…

『山科家礼記』と『尺素往来』に記された植物

茶花 38 茶花の種類その35 『山科家礼記』と『尺素往来』に記された植物 『群書類従 第九輯』「群書類従巻百四十一」(続群書類従完成会:発行)に編纂された『尺素往来』と早稲田大学図書館『尺素往来 / [一条兼良] [撰]』の『尺素往来』の植物名は、必ずしも同じではない。記されている植物数は114と同じであるが、植物名が異なり、緋桃が紅桃であったり、順序が異なるなど、写している段階で変えられたものと思われる。どちらが正しいかということは判断できないので、ここでは、『群書類従 …