2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
茶庭 11 古田織部その2 茶の湯隆盛に伴う路地の発展 茶の湯が盛んになれば、当然、数寄屋(茶室)と路地の整備が増えてくる。十七世紀に入ると、路地が数多くつくられるとともに様々な形態の路地がつくられたものと思われる。多様な路地がつくられていたこ…
江戸の盆栽 5 盆栽(はちうゑ)の値段 4 ★三百文の植物 三百文というのは、今の金額でいうと9,375円。気軽に購入できる額ではないと思われる。 「たこ作り梅」は、ウメの作りものの盆栽であろう。 「石菖有栖川」は、サトイモ科の「セキショウ」の園…
江戸の盆栽 4 「たこ作り」と「しの作り」(盆栽の値段 3) 次の百五十文の植物に、「たこ作り」「しの作り」という言葉が出てくる。江戸時代の盆栽に、蛸作り、篠作りという樹形があったのだろう。現代の盆栽の本などで示される樹形としては、「直幹」「…