2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
江戸時代の椿 その22 ★1850年代(嘉永~安政年間) 『剪花翁伝前編』の椿 『剪花翁伝前編』は、挿し花(生花)の花材361品の栽培法を月別にわけ、花期や栽培の留意点、早出し法などを解説している。この書は、嘉永四年(1851)園芸家・中山雄平によっ…
茶花 8 茶花の種類その5 茶会記から見る椿と梅の使用 十七世紀前半の茶会記から見られる茶花の傾向から見ると、新しい茶花を茶会に取り入れるより、茶花の基本はツバキとウメ、という決まりをより浸透させた時代ではなかろうか。 茶の湯の花と言えば、真っ…
茶花 7 茶花の種類その4 天文年間から慶安年間までの約百年間に茶花が活けられた茶会は、一千回以上ある。それらの茶会で最も多く使用された花は、ツバキ、ウメである。次いでスイセン、キクと続く。この4種で全体の60%を占めている。特にツバキとウメが…
江戸時代の椿 その21 ・『古今要覧稿』その4 和漢三才図会云椿和字(注・・ネットで表示できない文字は○で記している。) (按に新撰字鏡云椿椛揮三同勅屯反豆波水又云○○○三字豆波木とみえたりその三字棒構櫨は本邦にて造りし新撰の字なりといへども椿杶○の…