2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
江戸・東京庶民の楽しみ 102太陽暦が始まる明治六年一月徴兵令/十月征韓論で西郷隆盛ら下野/十一月内務省設置・改暦がもたらした大混乱 明治五年十二月三日が突然、明治六年正月元日となったため、庶民は大混乱に陥ったものと推測される。改暦が布告され、…
江戸・東京庶民の楽しみ 101明治五年は江戸・明治の転換点二月『学問のすすめ』刊行/九月新橋・横浜間鉄道開通/十二月太陽暦実施・芝居も久々の大入り 正月、神田の薩摩座は、七日から芝居興行をはじめたが、翌八日に火事で焼失。対する市村座は、二十四日…
江戸・東京庶民の楽しみ 100明治四年の東京庶民四月戸籍法発布/七月廃藩置県/十一月岩倉使節団、欧米に出発・江戸時代を凌ぐ「開帳」の人気 明治四年の正月早々、上野山下では柳川一蝶斎の手妻の芝居が興行。二月に入ると、牛島牛御前の王子権現、どぶ店長…
江戸・東京庶民の楽しみ 99まだ江戸時代のような明治三年一月大教宣布の詔書/二月長州の騎兵隊脱退騒動鎮圧される・大盛況だった上野の花見 景気そのものは改善されないまでも、庶民は日々の楽しみに没頭し、春になればなったで花見に浮かれることで生活の…
江戸・東京庶民の楽しみ 98徐々に始まる明治の東京・江戸と変わらぬ庶民の遊び 明治二年は、前年から火事もなくのどかな正月を迎えている。街中のムードは江戸時代とはほとんど変わらないが、元旦に武士が江戸城へ列をなして向かう登城風景は、当然ながら姿…