2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
『花道古書集成』第三巻の花材 『抛入岸之波』『生花正意四季之友』 『華道古書集成 第三巻』の最初に、『抛入岸之波』がある。『抛入岸之波』は元文五年(1740)に「初春筆を雪窓の下に揮」とあり、寛延三年(1750)刊行とされている。この書は、『華道古書…
『花道古書集成』第二巻の花材 『花道古書集成』第一巻に続く、第二巻の花材名の現代名を示す。えようと試みた。なお、現代名の判別は第一巻と同様に行い、初見等の検証も同様の資料にて行なった。 『立花秘傳抄』 『華道古書集成』第二巻の目次には、最初の…
『花道古書集成』第一巻の花材その2 『百瓶華序』 『百瓶華序』は、「百瓶華序に就いて」によれば「百瓶華會は慶長四年の秋十月十六日・・・開催された・・・慶長五年に書かれたもの」とある。『百瓶華序』には60種程の植物が記され、これらの花材を『明治…
『花道古書集成』第一巻の花材その1 『花道古書集成』には、多くの花材名が記されている。ただ、その名は当時の呼称であり、現代の植物名とは違う。そこで、花道古書(花伝書・花道書)の花材を現代名に置き換えようと試みた。なお、花伝書の成立や刊行年代…