2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
江戸・東京庶民の楽しみ 147 新しい時代に入り娯楽は自粛 1912年は、日露戦争が終わって六年目だが、戦争による国民の疲弊はまだ残っていた。それでも東京は、首都として日進月歩の勢いで変化していた。市民は日々の生活に追われながらも、変わり行く街…
江戸・東京庶民の楽しみ 146明治の遊び・娯楽を考える 欧米の文化を積極的に取り入れ、文明開化を押し進めた明治時代、東京市民は、はたして江戸の庶民より幸福だっただろうか。遊び・娯楽から見ると、必ずしも文明開化の恩恵を受けたとは言いがたい。特に下…
江戸・東京庶民の楽しみ 145明治時代の庶民の楽しみの変遷 明治時代に入り、江戸っ子は東京市民になっても、そのままのびやかに遊んでいた。特に行楽活動は、憂さ晴らしのようなストレス解消ではなく、心を晴れやかにする「延気(きのばし)」、心の皺を伸ば…