2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
茶花 6 茶花の種類その3 慶長から明暦年間までの茶花 天正年間のあと、文禄年間にも新しい茶花が出現した可能性はあるが、茶会記からは見つからなかった。慶長年間に入り『松屋会記』慶長四年(1599)二月廿三日の茶会記に「白ボケ」が記されている。 ボケ…
茶花 5 茶花の種類その2 天文年間までの茶花 まず最初に出現する茶花は、『天王寺屋会記』他会記・天文十八年(1549)正月九日の茶会記に記された「松」である。「松」はマツとしたが、正確を期すれば、マツにはアカマツやクロマツの他に、ゴヨウマツ、タ…
茶花 4 茶花の種類その1 茶花の初見 「花は野にあるように」など、茶花には様々な決まりがあるように伝えられている。だがその大半は伝承によるもので、利休の没後かなり後になってから成立したような気がする。では、実際に茶花はどのように活けられてい…