決戦へ木製機増産急げ

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)482

決戦へ木製機増産急げ

 二十三日の読売新聞は「鉄道義勇戦闘隊生る」「決戦輸送に総進軍」とある。外地から「浸透焦る焦る敵撃退」「パリツクババン わが斬込隊奮戦」の記事。「本土決戦論(四)」は「自信をもて我生産力 敵物量撃滅せん」とある。各都市の生産施設が爆撃により、衰退しているのに対し、米国本土への攻撃はなく、生産は増加していると考えないのであろうか。挙げ句の果ては「決戦へ木製機増産急げ」であり米国に太刀打ちできるのか。

 二面に「闇」「牧野代議士の撲滅談義」では「親心にほしい〝断〟 払拭せよ配給への不信」。「水に流せぬか〝疎開地のいざこざ〟」など。

「艦砲射撃 釜石の戦訓」「すぐわかる〝警報〟を」「備へと敢闘あれば恐るにたらず」とある。これを戦訓と言えるのであろうか。

 朝日新聞も読売新聞と同様、「けふ初の編成下令 鉄道義勇戦闘隊」と、決戦に対応するためにと。

 二面に「悪天と農民の血戦 麦作概ね八分作 多産県はさすが良好」を記している。

 ロッパは、邦楽座の『姿三四郎』を覗き、「舞台も飾り、衣装も先づ昔のまゝやっている、不思議な感じ」と、演劇の復活が始まるのを期待している。

高見は毎日新聞投書欄から「大豆の御飯 ◇大豆がお米の代替配給になってから、お腹をこわして困るという話をよく聞きます。日頃から胃腸の丈夫でない人の中には、大豆めしを食べておなかをこわした方が多いでしょう」と、記している。