2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)370 アチャラカ結構となる三十一日 三月三十一日、朝日新聞は「沖縄本島に船団近接 艦砲射撃、逐日激化す」と米軍の動きを記している。 二面に「疎開者へ憂ひなき取計らひ 人も荷物も無賃」と。 読売新聞は、「敵は米英連…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)369 敵・沖縄作戦に全力傾注、三十日の新聞 三月三十日、朝日新聞は「沖縄本島へ敵 執拗な戦意」と、米軍の沖縄本島への攻撃が始まることを示す。 二面に「疎開は国民の作戦」と、疎開を勧める記事。また「焼跡には大農耕…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)368 本土・沖縄戦について報じる二十八日・二十九日の新聞 三月二十八日、朝日新聞は「敵の本土侵襲愈々急」と、米軍の本土上陸の迫っていることを報告。 同日の読売新聞は「暴敵遂に本土南關を侵す」さらに、「沖縄本島…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)367 果敢な戦いを告げる二十六日・二十七日の新聞 三月二十六日朝日新聞は、西太平洋カロリン諸島の東北端「ウルシー泊地を猛撃」。「神風特攻・梓隊出撃 正規空母を大破 荒鷲 比島両基地を爆撃」とある。外地での活発な…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)366 ロッパ強制疎開を確認する二十四日 三月二十四日の朝日新聞は「荒鷲、十一艦を撃沈 撃墜約百八十機」との戦果を報告している。 東京への空襲が激しく続くことからであろうか、ロッパは、東横映画劇場の「座へ近づく、…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)365 二十二日硫黄島で破れ、本土決戦を記す二十三日 三月二十二日「硫黄島遂に敵手へ」 朝日新聞は「最高指揮官頭に 壮烈・全員総攻撃 敵の損害三万二千」と記している。なお、前日(二十一日)の清沢の日記の数値とは一万…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)364 敵の宣伝ビラ・流言輩語二十・二十一日 敵は盛んに宣伝ビラをまくようだと二十日 朝日新聞は、硫黄島での「敵機動部隊を捕抱捉猛攻」と報告している。 清沢は、二十日日記に「敵は盛んに宣伝ビラをまくようだ。これに…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)363 硫黄島の決戦ついに終焉を告げん、十八・十九日 十八日「硫黄島の戦局重大関頭」と、朝日新聞は、硫黄島の戦いが限界になっていることを示唆。 「新宿駅の屋上にて、一楽団高らかに喇叭吹き鳴らし、群集広場に佇みて…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)362 硫黄島の戦闘がさらに激しくなる十六・十七日 三月十六日の朝日新聞は、硫黄島「北沖合に輸船近接 敵の行動活発化 皇軍斬込みで各拠点確保」とある。 清沢は「蒲田駅で憲兵が、紳士風の男を二人、連行している。東京…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)361 空襲痕を歩く三月十五日 「学校閉鎖」は行なわず「授業停止」で動員強化を言及の十五日 朝日新聞は「B29約九十機夜間 大阪地区を盲爆」を示すが、被害報告はまだ。 「地下鐵は、すいていた。下町がもうないので、乘る…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)360 罹災者でびっしり埋まる十三日の上野駅 三月十三日の朝日新聞は「不敗の空襲対策へ 今こそ非常措置」とあるが、巷では大混乱が展開している。 高見は東京駅で、「大馨が聞えてくる。役人の聾だ。怒声に近かった。民衆…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)359 東横映画劇場の興行は空襲後三月十二日にも行なわれた 十二日の朝日新聞は「数千年の底力発揮 敵上陸せば殲滅」とある。この呼びかけは、掛け声だけ、このような掛け声でこれまでの世論を形成させている。 東京大空襲…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)358 空襲被災を隠そうとする三月十一日 東京大空襲の翌日・十一日の朝日新聞は「B29約百三十機、昨暁 帝都市街を盲爆 約五十機に損害 十五機を撃墜す」と、戦果を示すも、被害には触れていない。 二面に「不屈の意気、讃…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)357 惨憺たる空襲被災三月十日 十日の朝日新聞は「軍を中核、官民結集 杉山陸相、全軍に布告」の見出し。 二面は、「未だに幅利かす「闇」に蠢く“閉店開業“」を記事にしている。 ロッパは、「・・・内務省の三階、防空総本部…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)356 三月九日、東京大空襲 三月九日の朝日新聞は、硫黄島「北部落、敵二千激撃」と、反撃の成果を掲載。 九日は、東横映画劇場公演(『突貫駅長』『歌と兵隊』)初日。劇場は「見た目満員である。・・・ハネ六時十何分。渋谷駅…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)355 三月七・八日も硫黄島の記事 三月七日、朝日新聞は「硫黄島 寡兵よく勇戦」「拠点に優勢の敵激撃 人員の殺傷約二万」と報告。 二面は、「どうなる・今年の食糧 配給の八割で暮せ」と、不安払拭のつもりだろうか。 高…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)354 三月六日も不明な硫黄島の攻防 二十年三月六日の朝日新聞は「硫黄島守備隊敢闘 敵、出血で戦力消耗」とある。被害は、米軍が多かったのか、どちらが優勢であったかも記されていない。 二面は、けふ公布「勤労動員」の…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)353 三月四・五日と空襲におびえる 三月四日の朝日新聞は、硫黄島での「敵死傷我に十倍す 山容改まるも陣地確保」と、米軍の被害を強調している。地形が変わるほどの攻撃を受け、果たして陣地を確保できたのであろうか。 …
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)352 三月一日・三日硫黄島の戦い、大空襲を予見するロッパ二日の日記 三月一日の朝日新聞は「決戦刻々苛烈化す」と、硫黄島で戦いが激しくなっていると伝え、先行きの厳しさを報じている。また、「硫黄島皇軍熾烈な砲爆下…
江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)351 二月二十八日に見る浅草空襲跡 朝日新聞は、硫黄島での戦いを「全線に夜襲斬込み 敵の本営に殺到す」と伝えている。 「浅草は松屋口から出た。出ると、なるほど前日の省線の客の言ったとおり、松屋の前から仲見世にか…