2026-01-01から1年間の記事一覧

戦災吹飛ぶワッショイ

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)437 戦災吹飛ぶワッショイ 六月八日の読売新聞は「敵、新兵力を揚陸し 那覇を二正面攻撃 東海岸でも侵出急」。続いて「敵艦艇と交戦 本島南部艦砲射撃」、「巡艦等三隻に雷撃」の記事。国内では「B29大阪周辺へ 二百五十…

泥濘の沖縄に血闘 山野埋む敵屍累々

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)436 泥濘の沖縄に血闘 山野埋む敵屍累々 六月七日の朝日新聞は「泥濘の沖縄に血闘 山野埋む敵屍累々」と、戦闘による敵の被害を記しているが、続いて「主陣に敵の侵入を許す」とある。我が軍の被害に触れず。 二面に、「…

沖縄今や孤島化必至

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)435 沖縄今や孤島化必至 六月六日の読売新聞は「沖縄今や孤島化必至」「本土決戦へ一億背水の陣」とある。「敵既に首里越ゆる」「三、四粁の線へ侵出 皇軍 血風荒ぶ死闘展開」、「本島上空大空戦 我戦闘機隊、敵に挑戦」…

沖縄戦局いまや重要段階

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)434 沖縄戦局いまや重要段階 五日の朝日新聞は「沖縄戦局いまや重要段階」と、「全線に亙つて苦戦」、とうとう劣勢を認める見出し。 二面には「明るい壕舎生活へ 総合配給を強化」と、人々への不安を払拭しようとしている…

沖縄の戦況 愈々急迫化す

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)433 沖縄の戦況 愈々急迫化す 六月四日の読売新聞は「沖縄の戦況 愈々急迫化す」と。「那覇市内、首里城址 敵一部既に侵入す」「彼我戦力懸絶漸く顕著」。さらに「前途楽観許さず 地上戦闘困難の度を加重」とある。他の見…

焼跡荒し絶滅へ

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)432 焼跡荒し絶滅へ 三日の朝日新聞は「首里、與那原間へ 敵、滲透を緩めず」とある。まるで、敵に大損害を与えているように感じさせる。劣勢である事は否めないと想うのだが。 二面に、「焼跡荒し絶滅へ」と、焼跡に残さ…

楽観を許さず 戦局、一段と苛烈化

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)431 楽観を許さず 戦局、一段と苛烈化 二日の朝日新聞は「楽観を許さず 戦局、一段と苛烈化」と、「悪天候を冒し猛攻 五十一隻を撃沈確」の戦果を報じる。この報告では、日本軍が勝っているような印象さえ感じさせる。楽…

首里 那覇近郊激戦 敵艦放射撃続く

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)430 首里 那覇近郊激戦 敵艦放射撃続く 六月一日の朝日新聞は「首里 那覇近郊激戦 敵艦放射撃続く」と、見出しの書き方は勇ましく、「周辺の敵艦半減す」とある。勝っているように書かれていても、実際の戦況は劣勢であろ…

四百五十三神鷲 神風特攻隊の殊勲

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)429 四百五十三神鷲 神風特攻隊の殊勲 三十一日の朝日新聞は「四百五十三神鷲 神風特攻隊の殊勲」と、戦果を示している。 いくら戦果を報じても、国民は動揺しており、それを静めようするかのように、「空襲下、揺るがぬ…

B29五百機、P51百機 横浜市を白昼暴爆

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)428 B29五百機、P51百機 横浜市を白昼暴爆 五月三十日の朝日新聞は「B29五百機、P51百機 横浜市を白昼暴爆」と、大本営発表として空襲を掲載。 高見は、「爆弾に乗る諸勇士──社説── わが特別攻撃隊は世界に冠絶する。…

一発轟沈 神雷特攻隊

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)427 一発轟沈 神雷特攻隊 五月二十九日の読売新聞は戦果などが幾つも記されている。「中城湾の敵艦船猛攻 天候回復 特攻隊大挙出撃」、「北中飛行場なほ炎上」、「新雷特別攻撃隊出撃」、「義烈空挺隊、敵と砲戦 振武隊、…

沖縄決戦今や悽愴

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)426 沖縄決戦今や悽愴 五月二十八日の朝日新聞は「沖縄決戦今や悽槍」「荒鷲、総攻撃の火蓋切る」と。「猛火の北飛行場」「那覇郊外で陣前殲滅 敵艦船にも動揺の色」。「特攻機の戦果拡大に まづ局地制空権 敵も新手の『…

昨晩、B29約二百五十機 帝都を無差別爆撃

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)425 昨晩、B29約二百五十機 帝都を無差別爆撃 五月二十七日の新聞は、朝日新聞・東京新聞・日本産業経済・毎日新聞・読売報知の五紙が共同新聞として発行されている。「昨晩、B29二百五十機 帝都を無差別爆撃」「四十七機…

米軍に反撃すると二十六日の新聞

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)424 米軍に反撃すると二十六日の新聞 五月二十六日の読売新聞は、「特攻・義烈空挺隊敵中降下」「策応特攻飛行隊も敵艦船総攻撃」として「北、中飛行場に強行着陸 忽ち敵機・施設を爆砕 奥山大尉指揮 敵陣混乱に陷る」と…

本島東海岸で敵猛攻勢

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)423 本島東海岸で敵猛攻勢 五月二十五日の読売新聞は、「梅雨近く風雲の沖縄」題し、「触発せん特攻陣」「奄美列島第二戦場化の敵企画」「来れ一挙初動に砕かん」とある。米軍は、本島の「与那原(東海岸)に侵出 我軍全線…

深夜の東京爆撃

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)422 深夜の東京爆撃 二十四日の朝日新聞は「新機動隊が游弋」と、伝える記事ないのか、あっても記事にできないのか。 二面に「鰻のぼりの間代に釘」と、戦災者や疎開者に対して高額な間代を要求することを批判している。 …

米軍 再び猛攻を開始

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)421 米軍 再び猛攻を開始 二十三日の朝日新聞は、「敵再び猛攻を開始」と「特攻隊、六艦船撃沈破」、だが「敵艦船の動き活発」。また「敵、兵員増強に狂奔 五、六個師団既に潰滅」「熾烈の地上戦に呼応 量の特攻総攻撃 許…

戦時教育令を公布

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)420 戦時教育令を公布 五月二十二日の朝日新聞、読売新聞共に「戦時教育令」、「決戦教育の大綱領 要務挺身の学徒隊組織」(今朝施行)と「皇国の安危は正に 学徒の双肩に在り」を示している。この頃の新聞には、相変わらず…

首里高地を奪回

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)419 首里高地を奪回 二十一日の読売新聞は沖縄戦況として「百五十高地(首里東北)奪回 猛攻の敵と激闘続く」とある。「荒鷲、伊江島飛行場強襲」と、「空母等五隻撃破」の戦果を示し、今後の方針に「勝機は地上戦にあり 敵…

「敵全力、南部に投入」

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)418 「敵全力、南部に投入」 五月二十日の読売新聞は「陸海鳴動す沖縄決戦」の見出しの下に、「敵第一線に五個師 那覇北方寸土刻む激闘」「本部半島 壮絶・山岳邀戦」に続いて「戦艦一隻を轟沈 特攻隊荒鷲更に十艦を屠る…

米軍・首里高地に侵入

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)417 米軍・首里高地に侵入 十九日の読売新聞は「敵の出血既に五万」「首里東北方で死闘」と。米軍の被害だけで、日本軍の被害は何も触れていない。続く戦果も、「荒鷲、空母一を轟沈」、さらに「相次ぎ敵艦船に突入」など…

血闘する沖縄島民

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)416血闘する沖縄島民 十八日の朝日新聞は「総攻撃の敵を邀撃」と、大本営による沖縄戦の報告。 二面に「笑ひは戦闘力の母」「ほしい心の余裕」との記事がある。これまでの娯楽引締め一辺倒を更める気配が窺える。 読売新…

沖縄戦の劣勢を示し始めた十七日

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)415沖縄戦の劣勢を示し始めた十七日 十七日の朝日新聞は「首里北方で大激戦」「那覇近郊に侵入」と、米軍が沖縄に上陸し始めた戦況を伝える。 高見は「毎日新聞で、蘇峰 (註==徳富猪一郎) が烈々たる直言を示している。沖…

十六日の新聞は「本土侵攻へ焦慮」と

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)414十六日の新聞は「本土侵攻へ焦慮」と 朝日新聞は「本土侵攻へ焦慮」と、やきもきしているのは国民である。 そして、二面には話を逸らして、「国民道徳こそ勝道」為政者よ範を示せ、国民に疑惑を持たすな、救恤物資を横…

戦争を国民の「信」に転嫁させる新聞記事

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)413戦争を国民の「信」に転嫁させる新聞記事 十五日の読売新聞は「民に信あれば勝つ 戦争意識に徹せよ」と「首相訓示 道義確立を要請」とある。沖縄戦況は「敵攻勢熾烈火 經塚、天久で激闘」と報告。 朝日新聞は「戦勝の…

沖縄戦況の変化を感じさせる十四日の新聞

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)412 沖縄戦況の変化を感じさせる十四日の新聞 十四日の読売新聞は沖縄戦況を「敵、執拗な反復攻撃 我陣内に浸透紛戦」とある。そして、「戦ひの決は補給力」「正に銃後の決戦」「見よ敵も血みどろ」との記事。本土には「…

勝敗不明な沖縄の戦況を示す十三日

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)411 勝敗不明な沖縄の戦況を示す十三日 十三日の読売新聞は「あくなき敵補給と鍋削る必死特攻陣」と激しい削り合う様子を記す。「大型空母等数隻に命中 神風隊、敵機動部隊捕捉」「商戦隊全力投入」「幸地以西の敵侵出 本…

国民の動揺を静める記事も、十二日

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)410 国民の動揺を静める記事も、十二日 十二日の朝日新聞は「反撃来襲の敵撃退 空母等十七隻屠る」「敵陣に困憊の兆」など、威勢のよい戦況を報告する一方、国民の不安を和らげようとする記事がある。 二面見出しに「生活…

戦況報告に不満を示す、十一日

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)409 戦況報告に不満を示す、十一日 十一日の読売新聞は「敵・全線に攻勢再開」、「前線部隊を更新し 首里北方(安波茶)に迫る」「中城湾で戦艦一轟沈」などの沖縄戦況を伝える。「敵機動部隊を猛攻 特攻隊大型艦に大損害与…

ドイツ無条件降伏を受け、平静を促す十日

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)408 ドイツ無条件降伏を受け、平静を促す十日 十日の読売新聞は「破碎せん米英の非望」「欧州戦終了に帝国政府声明」、「帝国の戦争目的に 寸毫の変化なし」「昨夜臨時閣議 更めて不動の信念闡明」。 それに対し、「敵側…