二十七日は「戦局打開・沖縄戦に懸かる」と

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)395

二十七日は「戦局打開・沖縄戦に懸かる」と

 朝日新聞は「沖縄に勝機掴まん」と、「首相放送 特攻隊に敵恐慌」を伝え、特攻隊に沖縄戦を託そうとするのであろうか。

 二面には、「短くなる吹鳴時間 警戒は一分 空襲は四秒宛五回」と、警報の長さと回数の変更を周知している。

 読売新聞は「戦局打開・沖縄戦に懸かる」「秋来れば本土国民も総特攻隊当り」と、「沖縄軍官民へ声涙下る首相の激励放送」とある。戦局は「各戦線やゝ膠着状態」「敵次期攻勢に躍起」「港側付近に兵員、資材揚陸」とあり、「艦上機三百来襲」とある。米軍は準備万端の態勢であろうことを示唆している。

 国内では「29百機九州に来襲 時限爆弾を混用 ほとんど損害なし」とある。

 二面に「戦災産業戦士に告ぐ」「いま一押しは諸君の手に」との見出し。「神機生かす時は今 一切の理由ふり切つて職場へ帰れ」と「岡田厚相 総蹶起を呼かく」とある。また、太田文相・宗教界の奮起を促す」と「思想戦の勝利は 戦時道義昂揚に」と呼びかけたと。