江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)424
米軍に反撃すると二十六日の新聞
五月二十六日の読売新聞は、「特攻・義烈空挺隊敵中降下」「策応特攻飛行隊も敵艦船総攻撃」として「北、中飛行場に強行着陸 忽ち敵機・施設を爆砕 奥山大尉指揮 敵陣混乱に陷る」と。そのため「敵の航空勢力麻痺 飛行場火の海、敵機自墜」とある。
二面に「神機到来!勇み立つ学鷲」「特攻隊の大河南下」「新鋭機、暁の基地を掩ひ盡す」と。また「特幹九兵種を大量に召募」「来月十日から、少年飛行兵も受付」と、更に若い人を集めようとしている。
朝日新聞は「義烈空挺部隊 敵中に着陸」「陸海特攻・量の出撃」と、わが軍が米軍に反撃を試みていると書いているが、かなり無理な攻撃と思われる。
高見は「雨。大火のせいだろうか。宮城炎上を知る。新聞未着。電車不通」と記している。なお、「今日と明日の二日、鎌倉は防空演習。店の前へ、 白旗を立てた自轉車が通る。これが 『敵機』である。店内の客に『退避』して貰うと間もなく、店の前へ『爆弾』落下, 隣組の人たちと一緖にハケッで水をぶっかける。次から次へと『爆彈』落下。 町内會の演習である。町内會長の講評を聞きに、『集まれ!』の号令とともに私は店を代表して、駆けて行った。男は私と學生だけだった。あとは女ばかり」と。