江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)386
十七日の新聞は「沖縄決戦今や最高潮」
四月十七日の朝日新聞は「沖縄決戦今や最高潮」との記事。
読売新聞は「我反撃に敵大打撃」と、「好機に乗じて猛撃 敵の再攻準備破水磪」で、「三日間屠る敵千七百 本部半島でも激闘」。戦果として、空母一撃沈 廿一艦船屠る」とある。また、「上陸以来八千を殺傷」と成果が続く。以上は、大本営発表(昭和二十年四月十六日) である、これらの記事に続いて、「空母に痛撃 陸海荒鷲、特攻隊猛攻」と「敵の兵力四個師団」などがある。激戦であったことを伝えているものの、どの程度の反撃かは判断しにくい。
清沢は「毎日、デマが盛んに飛ぶ・・・これは恐慌時代、不秩序時代の一歩手前だ・・・沖縄の戦争は、ほとんど絶望的であるのは何人にも明瞭だが、新聞は、まだ『神機』をいっている」と。