B29帝都を無差別爆撃 明治神宮消失、十五日の新聞

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)384

B29帝都を無差別爆撃 明治神宮消失、十五日の新聞 

 四月十五日の朝日新聞は「B29帝都を無差別爆撃」「明治神宮消失」の記事。

 読売新聞は「暴爆 明治神宮消失す」 「B29百七十機、四時間 帝都市街を夜襲」 「四十一機撃墜 八十機に損害」などとある。沖縄戦では「南部陣前に大反撃 北部敵一個師と激闘」「荒鷲・北、中両飛行場爆砕」「特攻隊・更に十二艦船撃沈破」「未確認の戦果多大」と続く。沖縄の激戦を伝えるものの、特攻隊に依存している戦いで展望が開けるものであろうか。また、「計画的神域冒涜」「一千発以上の焼夷弾集中投下」、さらに「一億国民は断じてこの暴虐に屈せず・・・」とある。なぜB29の夜襲を防ぐことができないか、そんな疑問を持つことができないのであろうか。

 ロッパは、「・・・焼跡を見ながら行きたいと言ひ、先づ高田馬場へ出て貰って吃驚、駅附近は全部やられてゐる。新宿の方へ廻る。大久保附近又ひどし、戸山ヶ原の陸軍技術本部やられてゐる。塩町交叉点の一角又やられ、四谷見附のあたりは、一望の焼野となり果てた。火は見附を越えて双葉女学校を焼いてゐる。町へ出ると安泰である。車は、竹橋へ出て、丸の内から、日本橋。白木屋の附近もひどい。変り果てたる東京の姿である。深川を通る、この辺りは、もはや無である。やがて月島の豊洲、海軍施設本部へ近づく」と、焼跡を見た。