十六世紀の植物名について2
十六世紀の植物として300程の名前をあげたが、選び方によって300以上になる。ここでは、花材や茶花として使用されないと思われる植物(和布ワカメなど)は除いている。
また、知識不足で読めない漢字や現代名を確定できない植物も省いている。たとえば『尺素往来』の「盧橘」、現代名としてナツミカンとする記述がある(『植栽史』)。『新日本植物図鑑』『樹木大図説』で「ナツミカン」を調べると、該当する植物名にあたらない。インターネットで引くと、『デジタル大辞泉』などに確かに「ナツミカン」とある。さらに調べると、「盧橘」は金柑や枇杷の異称もある。「盧橘」が「ナツミカン」を指す根拠はわからない。『早大版』の『尺素往来』には、「盧橘」はなく、「花橘」がある。「花橘」は植物図鑑に載っていると捜すが、『新日本植物図鑑』『樹木大図説』には該当する植物名はない。『デジタル大辞泉』に「花の咲いている橘。橘の花。」との記載がある。では、『草木名初見リスト』にナツミカンはどのように記されているか。ナツミカンの初見は1709年『大和本草』である。したがって、室町時代の『尺素往来』に、ナツミカンが「盧橘」との名称で取り上げられることに疑問を持たざるを得ない。たぶん、「盧橘」「花橘」はタチバナ類、カラタチなどの花を指していたのではなかろうか。したがって、ここでは結論が出せないので不明とした。インターネットで、一見わかっているような名称の植物でも確証がない植物名は除いている。
また、『節用集』には、国立国会図書館デジタルコレクション、早稲田大学図書館「古典籍総合データベース」、さらには京都大学附属図書館所蔵など数多くの書がある。「草木」の最初に記された「伊」から始まる植物名を見ると、国立国会図書館の書では16、早稲田大学図書館では16記されている。同数であっても、同じ名称は11である。京都大学附属図書館では19記され、国立国会図書館と同じ名称は7である。3図書館に共通しているのは、「銀杏(イチヤウ)・虎杖(イタドリ)・盤梨(イワナシ)・覆盆子(イチゴ)・芋(イモ)・稲(イネ)」の6である。どの書を選ぶかによって植物名の数は違ってくる。
そして、「一夏草」は、『尺素往来』『新撰類聚往来』に記されている。「一夏草」は「イチリンソウ」であるとの解釈がある(『植栽史』)。確かに『新日本植物図鑑』にはそのような記述がある。だが、『草木名初見リスト』によれば、『大和本草』が初見である。『尺素往来』『新撰類聚往来』以後、1709年に記されるまで、「イチリンソウ」は、茶会記や花伝書などに一度も登場していない。人の目に触れる機会からすれば、イチリンソウより山菜として食べられるニリンソウの方が多い。ニリンソウが記されないのに、イチリンソウが記されるのには不自然さを感じる。そのため、「一夏草」がイチリンソウであると断定するには不安があり、ここでは不明としておく。この判断は、問題があると批判されるかもしれない。以上のような判断によって植物名を示している。
十六世紀の植物として300程の名前をあげたが、選び方によって300以上になる。ここでは、花材や茶花として使用されないと思われる植物(和布ワカメなど)は除いている。
また、知識不足で読めない漢字や現代名を確定できない植物も省いている。たとえば『尺素往来』の「盧橘」、現代名としてナツミカンとする記述がある(『植栽史』)。『新日本植物図鑑』『樹木大図説』で「ナツミカン」を調べると、該当する植物名にあたらない。インターネットで引くと、『デジタル大辞泉』などに確かに「ナツミカン」とある。さらに調べると、「盧橘」は金柑や枇杷の異称もある。「盧橘」が「ナツミカン」を指す根拠はわからない。『早大版』の『尺素往来』には、「盧橘」はなく、「花橘」がある。「花橘」は植物図鑑に載っていると捜すが、『新日本植物図鑑』『樹木大図説』には該当する植物名はない。『デジタル大辞泉』に「花の咲いている橘。橘の花。」との記載がある。では、『草木名初見リスト』にナツミカンはどのように記されているか。ナツミカンの初見は1709年『大和本草』である。したがって、室町時代の『尺素往来』に、ナツミカンが「盧橘」との名称で取り上げられることに疑問を持たざるを得ない。たぶん、「盧橘」「花橘」はタチバナ類、カラタチなどの花を指していたのではなかろうか。したがって、ここでは結論が出せないので不明とした。インターネットで、一見わかっているような名称の植物でも確証がない植物名は除いている。
また、『節用集』には、国立国会図書館デジタルコレクション、早稲田大学図書館「古典籍総合データベース」、さらには京都大学附属図書館所蔵など数多くの書がある。「草木」の最初に記された「伊」から始まる植物名を見ると、国立国会図書館の書では16、早稲田大学図書館では16記されている。同数であっても、同じ名称は11である。京都大学附属図書館では19記され、国立国会図書館と同じ名称は7である。3図書館に共通しているのは、「銀杏(イチヤウ)・虎杖(イタドリ)・盤梨(イワナシ)・覆盆子(イチゴ)・芋(イモ)・稲(イネ)」の6である。どの書を選ぶかによって植物名の数は違ってくる。
そして、「一夏草」は、『尺素往来』『新撰類聚往来』に記されている。「一夏草」は「イチリンソウ」であるとの解釈がある(『植栽史』)。確かに『新日本植物図鑑』にはそのような記述がある。だが、『草木名初見リスト』によれば、『大和本草』が初見である。『尺素往来』『新撰類聚往来』以後、1709年に記されるまで、「イチリンソウ」は、茶会記や花伝書などに一度も登場していない。人の目に触れる機会からすれば、イチリンソウより山菜として食べられるニリンソウの方が多い。ニリンソウが記されないのに、イチリンソウが記されるのには不自然さを感じる。そのため、「一夏草」がイチリンソウであると断定するには不安があり、ここでは不明としておく。この判断は、問題があると批判されるかもしれない。以上のような判断によって植物名を示している。
・鶏頭花 ケイトウ(ヒユ科)・・・種名・・・ケイトウの初見→撮壌集1454年
★蕙蘭 ケイラン(ラン科)・・・総称名
・芥子 ケシ(ケシ科)・・・種名・・・ケシの初見→源氏物語1007年頃
・芲鬘 ケマンソウ(ケシ科)・・・種名・・・ケマンソウの初見→尺素往来1481年前
・槻 ケヤキ(ニレ科)・・・種名・・・ケヤキの初見→古事記712年
・長春 コウシンバラ(バラ科)・・・種名・・・コウシンバラの初見→明月記1181年
・河骨 コウホネ(スイレン科)・・・種名・・・コウホネの初見→本草和名918年頃
・苔 コケ(苔類)・・・総称名・・・コケの初見→古事記712年
・辛夷 コブシ(モクレン科)・・・種名・・・コブシの初見→続詞花和歌集1165年頃
・○ コブナグサ(イネ科)・・・種名・・・コブナグサの初見→草花魚会虫類写生1682年
・狼牙 コマツナギ(マメ科)・・・種名・・・コマツナギの初見→倭名類聚抄935年頃
★柑子 コミカン(ミカン科)・・・種名
・樗 ゴンズイ(ミツバウツギ科)・・・種名・・・ゴンズイの初見→看聞御記1421年
★細辛 サイシン(ウマノスズクサ科)・・・種名
・榊 サカキ(ツバキ科)・・・種名・・・サカキの初見→古事記712年
・櫻 サクラ(バラ科)・・・総称名・・・サクラの初見→日本書紀720年
・石榴 ザクロ(ザクロ科)・・・種名・・・ザクロの初見→大安寺資財帳747年
・篠 ササ(イネ科)・・・総称名・・・ササの初見→古事記712年
★八重桜 サトザクラ(バラ科)・・・種名
・五味子 サネカズラ(モクレン科)・・・種名・・・サネカズラの初見→古事記712年
◎早百合 ササユリ(ユリ科)・・・種名・・・ササユリの初見→抛入花伝書1684年
◎紫薇 サルスベリ(ミソハギ科)・・・種名・・・サルスベリの初見→毛吹草1645年
・弱檜 サワラ(ヒノキ科)・・・種名・・・サワラの初見→山科家礼記1457年
・山椒 サンショウ(ミカン科)・・・種名・・・サンショウの初見→古事記712年
・椎 シイ(ブナ科)・・・総称名・・・シイの初見→古事記712年
★地黄 ジオウ(ゴマノハグサ科)・・・種名
・紫苑 シオン(キク科)・・・種名・・・シオンの初見→古今和歌集914年頃
・樒 シキミ(モクレン科)・・・種名・・・シキミの初見→万葉集785年前
★玉柳 シジミバナ(バラ科)・・・種名
・紫蘇 シソ(シソ科)・・・種名・・・シソの初見→尺素往来1481年前
・歯朶 シダ(ウラボシ科)・・・総称名・・・シダの初見→出雲国風土記733年
・絲柳 シダレヤナギ(ヤナギ科)・・・種名・・・シダレヤナギの初見→万葉集785年前
・忍 シノブ(ウラボシ科)・・・種名・・・シノブの初見→本草和名918年頃
★芝 シバ(イネ科)・・・総称名
★下野花 シモツケ(バラ科)・・・種名
・石楠利 シャクナゲ(ツツジ科)・・・種名・・・シャクナゲの初見→色葉字類抄1181年頃
・芍薬 シャクヤク(キンポウゲ科)・・・種名・・・シャクナゲの初見→文華秀麗集818年
・秋冥菊 シュウメイギク(キンポウゲ科)・・・種名・・・シュウメイギクの初見→文明本節用集1500年頃
・棕櫚 シュロ(ヤシ科)・・・種名・・・シュロの初見→本草和名918年頃
・薑 ショウガ(ショウガ科)・・・種名・・・ショウガの初見→新撰字鏡900年頃
・菖蒲 ショウブ(サトイモ科)・・・種名・・・ショウブの初見→蜻蛉日記971年
・芝蘭 シラン(ラン科)・・・種名・・・シランの初見→毛吹草1645年
・沉丁花 ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)・・種名・・・ジンチョウゲの初見→尺素往来1481年前
・荵苳 スイカズラ(スイカズラ科)・・・種名・・・スイカズラの初見→新撰字鏡900年頃
・水仙花 スイセン(ヒガンバナ科)・・・種名・・・スイセンの初見→下学集1444年
★蘇枋 スオウ(マメ科)・・・種名
・杉 スギ(スギ科)・・・種名・・・スギ科の初見→古事記712年
・菅 スゲ(カヤツリグサ科)・・・総称名・・・スゲの初見→古事記712年
・尾花 ススキ(イネ科)・・・種名・・・ススキの初見→古事記712年
・菫菜 スミレ(スミレ科)・・・総称名・・・スミレの初見→万葉集785年前
・李 スモモ(バラ科)・・・種名・・・スモモの初見→日本書紀720年
★石菖 セキショウ(サトイモ科)・・・種名
・石竹 セキチク(ナデシコ科)・・・種名・・・セキチクの初見→本朝無題詩1163年頃
・石斛 セッコク(ラン科)・・・種名・・・セッコクの初見→本草和名918年頃
・芹 セリ(セリ科)・・・種名・・・セリの初見→日本書紀720年
★川芎 センキュウ(セリ科)・・・種名
★栴檀 センダン(センダン科)・・・種名
・仙翁花 センノウ(ナデシコ科)・・・種名・・・センノウの初見→愚管記1378年
・蕎麦 ソバ(タデ科)・・・種名・・・ソバの初見→万葉集785年前
★戦木 ソヨゴ(モチノキ科)・・・種
・大根 ダイコン(アブラナ科)・・・種名・・・ダイコンの初見→古事記712年
・橙 ダイダイ(ミカン科)・・・種名・・・ダイダイの初見→お湯殿の上の日記1564年
・竹 タケ(イネ科)・・・総称名・・・タケの初見→古事記712年
★笋 タケノコ(イネ科)・・・総称名
・蜀葵 タチアオイ(アオイ科)・・・種名・・・タチアオイの初見→本草和名918年頃
・橘 タチバナ(バラ科)・・・種名・・・タチバナの初見→古事記712年
・蓼花 タデ(タデ科)・・・総称名・・・タデの初見→万葉集785年前
・桵 タラノキ(ウコギ科)・・・種名・・・タラノキの初見→本草和名918年頃
★浅茅 チガヤ(イネ科)・・・種名
・苣 チシャ(キク科)・・・種名・・・チシャの初見→新撰字鏡900年頃
★丁子 チョウジノキ(フトモモ科)・・・種
・曼陀羅華 チョウセンアサガオ(ナス科)・・種名・・・チョウセンアサガオの初見→温故知新書1484年
★栂 ツガ(マツ科)・・・種名
・土筆 ツクシ(トクサ科)・・・種名・・・スギナの初見→源氏物語1007年頃
・黄芩 ツゲ(ツゲ科)・・・種名・・・ツゲの初見→万葉集785年前
・蔦 ツタ(ブドウ科)・・・種名・・・ツタの初見→万葉集785年前
・躑躅 ツツジ(ツツジ科)・・・総称名・・・ツツジの初見→ 万葉集785年前
・椿 ツバキ(ツバキ科)・・・総称名・・・ツバキの初見→古事記712年
・鴨跖草 ツユクサ(ツユクサ科)・・・種名・・・ツユクサの初見→万葉集785年前
★天南星 テンナンショウ(サトイモ科)・・・総称名
・冬瓜 トウガン(ウリ科)・・・種名・・・トウガンの初見→本朝食鑑1697年
★當帰 トウキ(セリ科)・・・種名
・木賊 トクサ(トクサ科)・・・種名・・・トクサの初見→令義解833年
★野老 トコロ(ヤマノイモ科)・・・種名
・石檀 トネリコ(モクセイ科)・・・種名・・・トネリコの初見→新撰字鏡900年
◎烏頭 トリカブト(キンポウゲ科)・・・種名・・・トリカブトの初見→訓蒙図彙1666年
・仙動 ナギ(マキ科)・・・種名・・・ナギの初見→日本書紀720年
・梨 ナシ(バラ科)・・・種名・・・ナシの初見→日本書紀720年
・茄子 ナス(ナス科)・・・種名・・・ナスの初見→正倉院文書734年
・萕 ナズナ(アブラナ科)・・・種名・・・ナズナの初見→新撰字鏡900年
・棗 ナツメ(バラ科)・・・種名・・・ナツメの初見→万葉集785年前
・和瞿麦 ナデシコ(ナデシコ科)・・・総称名・・・ナデシコの初見→万葉集785年前
・楢木 ナラノキ(ブナ科)・・・総称名・・・ナラの初見→万葉集785年前
・南天竺 ナンテン(メギ科)・・・種名・・・ナンテンの初見→明月記1230年
◎肉桂 ニッケイ(クスノキ科)・・・種名・・・ニッケイの初見→ラホ日辞典1595年
・韮 ニラ(ユリ科)・・・種名・・・ニラの初見→古事記712年
・楡 ニレ(ニレ科)・・・種名・・・ニレの初見→新撰字鏡900年
・庭梅 ニワウメ(バラ科)・・・種名・・・ニワウメの初見→詞林采葉抄1366年
・庭桜 ニワザクラ(バラ科)・・・種名・・・ニワザクラの初見→散木奇歌集1128年
★岩藤 ニワフジ(マメ科)・・・種名
・人参 ニンジン(セリ科)・・・種名・・・ニンジンの初見→新撰字鏡900年
・蒜 ニンニク(ユリ科)・・・種名・・・ニンニクの初見→山科家礼記1472年
・膠木 ヌルデ(ウルシ科)・・・種名・・・ヌルデの初見→日本書紀720年
◎馬藺 ネジアヤメ(アヤメ科)・・・種名・・・ネジアヤメの初見→本草綱目啓蒙1805年
・合歓 ネムノキ(マメ科)・・・種名・・・ネムの初見→万葉集785年前
・凌宵花 ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)・・・種名・・・ノウゼンカズラの初見→本草和名918年頃
・壁生屮 ノキシノブ(ウラボシ科)・・・種名・・・ノキシノブの初見→源氏物語1007年
・萩 ハギ(マメ科)・・・種名・・・ハギの初見→万葉集785年前
・蘩菜 ハコベ(ナデシコ科)・・・種名・・・ハコベの初見→新撰字鏡900年
★榛 ハシバミ(カバノキ科)・・・種名
・芭蕉 バショウ(バショウ科)・・・種名・・・バショウの初見→文華秀麗集818年
・蓮 ハス(スイレン科)・・・種名・・・ハスの初見→古事記712年
・櫖 ハゼノキ(ウルシ科)・・・種名・・・ハゼの初見→日本書紀720年
・薔薇 バラ(バラ科)・・・総称名・・・バラの初見→古今和歌集914年頃
◎半夏草 ハンゲショウ(ドクダミ科)・・・種名・・・ハンゲショウの初見→花壇地錦抄1695年
・柊 ヒイラギ(モクセイ科)・・・種名・・・ヒイラギの初見→古事記712年
・莧 ヒエ(イネ科)・・・種名・・・ヒエの初見→日本書紀720年
◎鳳尾花 ヒオウギ(アヤメ科)・・・種名・・・ヒオウギの初見→訓蒙図彙1666年
・曼殊沙花 ヒガンバナ(ヒガンバナ科)・・・種名・・・ヒガンバナの初見→温故知新書1484年
・菱 ヒシ(ヒシ科)・・・種名・・・ヒシの初見→古事記712年
◎麗春 ヒナゲシ(ケシ科)・・・種名・・・ヒナゲシの初見→毛吹草1645年
・檜 ヒノキ(ヒノキ科)・・・種名・・・ヒノキの初見→古事記712年
・姫百合 ヒメユリ(ユリ科)・・・種名・・・ヒメユリの初見→万葉集785年前
・栢槙 ビャクシン(ヒノキ科)・・・種名・・・の初見→蔭凉軒日録1462年
・赤莧 ヒユ(ヒユ科)・・・種名・・・ヒユの初見→新撰字鏡900年
・瓢箪 ヒョウタン(ウリ科)・・・種名・・・の初見→古事記712年
・白英 ヒヨドリジョウゴ(ナス科)・・・種名・・・ヒヨドリジョウゴの初見→名語記1275年
・枇杷 ビワ(バラ科)・・・種名・・・ビワの初見→正倉院文書760年
・檳榔 ビンロウ(ヤシ科)・・・種名・・・ビロウの初見→枕草子1001年頃
・蕗 フキ(キク科)・・・種名・・・フキの初見→新撰字鏡900年頃
・藤 フジ(マメ科)・・・種名・・・フジの初見→古事記712年
◎富士撫子 フジナデシコ(ナデシコ科)・・種名・・・フジナデシコの初見→池坊専応口伝1542年
・蕙蘭 フジバカマ(キク科)・・・種名・・・フジバカマの初見→万葉集785年前
・仏勝花 ブッソウゲ(アオイ科)・・・種名・・・ブッソウゲの初見→新撰類聚往来1500年頃
★江浦草 フトイ(カヤツリグサ科)・・・種名
・蒲萄 ブドウ(ブドウ科)・・・種名・・・ブドウの初見→新礼往来1367年
・芙蓉 フヨウ(アオイ科)・・・種名・・・の初見→塵袋1281年
・百部根 ヘクソカズラ(アカネ科)・・・種名・・・ヘクソカズラの初見→万葉集785年前
・鳳仙花 ホウセンカ(ツリフネソウ科)・・・種名・・・ホウセンカの初見→撮壌集1454年
★防風 ボウフウ(セリ科)・・・種名
・鬼灯 ホオズキ(ナス科)・・・種名・・・ホオズキの初見→新撰字鏡900年頃
・厚朴 ホオノキ(モクレン科)・・・種名・・・ホオノキの初見→万葉集785年前
・木瓜 ボケ(バラ科)・・・種名・・・ボケの初見→本草和名918年頃
★菩提利 ボダイジュ(シナノキ科)・・・種
・牡丹 ボタン(ボタン科)・・・種名・・・ボタンの初見→蜻蛉日記971年
★槙 マキ・・・総称名
★薛 マサキ(ニシキギ科)・・・種名
・幸椿 マタタビ(サルナシ科)・・・種名・・・マタタビの初見→本草和名918年頃
・松 マツ(マツ科)・・・総称名・・・マツの初見→古事記712年
・茉利花 マツリカ(モクセイ科)・・・種名・・・マツリカの初見→新撰類聚往来1500年頃
・檀 マユミ(ニシキギ科)・・・種名・・・マユミの初見→古事記712年
★万年草 マンネングサ(ベンケイソウ科)・・・種名