果敢な戦いを告げる二十六日・二十七日の新聞

江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)367

果敢な戦いを告げる二十六日・二十七日の新聞

 三月二十六日朝日新聞は、西太平洋カロリン諸島の東北端「ウルシー泊地を猛撃」。「神風特攻・梓隊出撃 正規空母を大破 荒鷲 比島両基地を爆撃」とある。外地での活発な戦いを伝える

 この日、国内では、沖縄の慶良間列島に米軍が上陸を始めた。軍は、西太平洋の戦況に拘っている時なのであろうか。

 

 三月二十七日朝日新聞は、「南西諸島方面海域に有力艦隊なほ行動 厳戒要する敵上陸作戦」

 米軍が沖縄本島に上陸するために、艦隊が行動していると伝えている。

 「敵機動部隊また南西諸島に近接沖縄に上陸を開始せりと発表さる。

何としてもこれを撃攘せざるべからず。──ただ、われらはこれを如何せん?何といっても今これを撃攘するは軍のほかなし。その軍は? 海軍は? われらはいうべき言葉を知らず。

 ああ、無敵海軍、その艨艟見ざること久し、聞かざること久し」と、風太郎は記している。