江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)368
本土・沖縄戦について報じる二十八日・二十九日の新聞
三月二十八日、朝日新聞は「敵の本土侵襲愈々急」と、米軍の本土上陸の迫っていることを報告。
同日の読売新聞は「暴敵遂に本土南關を侵す」さらに、「沖縄本島を砲爆撃 慶良間列島上陸」と掲載。加えて「百五十四機撃墜破 大型十艦を轟破」があり、「特攻隊十機突入 空陸呼応猛然と邀撃」とある。この記事を読んだ人は、どのように情勢を判断したのであろう。
沖縄戦の記事が本格的に出始める三月二十九日
朝日新聞は「沖縄作戦に敵空海の全力を傾倒」と、米軍の動きを示す。
沖縄戦が過酷な状況になる中で、古川ロッパは「・・・内務省より、マイクの使用も差支えなし、歌手の服装もおかまいなし、何でもいゝ明朗闊達にやれといふ命令があった。然らば、せめて『あなたと呼べば』あたりの日本のジャズソングを歌ってもいゝかと、お伺いを立てさせてゐる。アトラクションも停止されてゐたのが、今回復活となった。・・・」と、これまでの娯楽締めつけが緩んでいる。