江戸・東京市民の楽しみ(昭和時代)365

二十二日硫黄島で破れ、本土決戦を記す二十三日

 

 三月二十二日「硫黄島遂に敵手へ」

 朝日新聞は「最高指揮官頭に 壮烈・全員総攻撃 敵の損害三万二千」と記している。なお、前日(二十一日)の清沢の日記の数値とは一万以上も違う。

 

 今後について触れる二十三日

 朝日新聞は「敵機動部隊を追撃」本土決戦に防衛隊と、今後について触れる。

 二面には「どうする疎開荷物 手一杯の輸送陣」と、行き詰まりを開示する。

 清沢は「強制家屋取壊し令発布。日本橋の丸善も四、五日中に立ち退く。東洋経済の木造建築も取り壊し。また山内さんのところでも疎開命令を受ける。かくて本土防衛の準備着々進行中である」と、本土防衛を実感として感じ始めた。